水谷石材ブログ
2026.01.11
「お墓を子世代の負担にしたくない」とお悩みのあなたへ。これからの“お墓の整え方”
お墓を子世代の負担にしたくない。50代から考える「お墓の整え方」

「お墓の掃除が年々、体にこたえるようになってきた」 「いつか子供にお墓を任せる時、今のままだと負担が大きい気がする……」
そんな不安を、お一人で抱えてはいませんか? 50代、60代という世代は、ご自身の暮らしだけでなく、親から受け継いだもの、そして子供たちに引き継ぐものの両方を考える大切な時期です。
最近では「墓じまい」という言葉もよく耳にしますが、ご先祖様との繋がりを完全に無くしてしまうのは寂しい、と感じる方も多いはず。修善寺で長く石と向き合ってきた私たち水谷石材は、お墓を「なくす」のではなく、今の時代に合わせて「家族が楽にお参りできるように整え直す」という選択肢をご提案しています。
なぜ、お墓の維持は「おっくう」に感じてしまうのか
お参りに行きたい気持ちはあるのに、足が遠のいてしまう。その原因は、決してあなたの「気持ち」の問題ではありません。実は、お墓の構造そのものが、今の暮らしに合わなくなっていることが原因です。
抜いても生えてくる雑草: 昔ながらの土のお墓は、どうしても雑草との戦いになります。夏場の草むしりは、熱中症のリスクもあり、体力的に大きな負担です。
点在する古い石塔: ご先祖様ごとに石塔が分かれていると、掃除の手間が何倍もかかります。「どこまで綺麗にすればいいの?」と迷うことも、心の負担になります。
段差や足場の悪さ: 昔の設計のままでは、砂利に足を取られたり、高い段差を上り下りしたりと、お参り自体が「危ない作業」になってしまいます。
これらを「頑張って掃除しなきゃ」と根性で解決しようとするのではなく、思い切ってお墓の仕組みを見直す時期に来ているのかもしれません。
水谷石材が提案する、これからの「お墓の整え方」

私たちは、職人が直接石を削り、加工する技術を大切にしています。だからこそ、決まった形を売るのではなく、お客様の「今の悩み」に合わせたリフォームが得意です。
1. お掃除を「10分」で終わる仕組みに
敷地内に点在している古いお墓を一つにまとめ、地面を石貼りにしたり、特殊な防草対策を施したりすることで、草むしりの手間を劇的に減らします。お墓参りの大半を占めていた「草むしり」の時間を、ゆっくり手を合わせる時間に変えることができます。
2. 「思い出」を大切に残す工夫
「古いお墓を壊すのは申し訳ない」というお声もよく伺います。私たちは、古い石の一部を再利用して新しいお墓に組み込んだり、家紋を綺麗に彫り直したりと、歴史を繋ぎながら「今の家族が使いやすい形」へ更新します。
3. 誰でもお参りしやすい「バリアフリー」
段差をなくし、車椅子でも安心してお参りできるスロープを設けたり、ちょっと腰を掛けて故人と向き合えるベンチを作ったり。家族みんなが「また行こうね」と言い合える場所に作り変えます。
明日からできる、お墓の「健康診断」
いきなり工事を考えるのは難しいもの。まずは、次にお墓参りに行った際に、以下の3つをチェックしてみてください。
「お掃除のどこが一番辛いか」を書き出してみる (例:しゃがんで草を抜くのが腰にくる、水場が遠くて重い、など)
石にズレやひび割れがないか見てみる (早めの手入れが、将来の大きな修繕コストを抑える近道です)
子供世代とお墓の話を軽くしてみる (「お母さん、実はこう思っているんだけど」と話すことで、互いの本音が分かります)
お墓は、家族が「ありがとう」を届けるための場所

お墓のことで悩むのは、あなたがご先祖様や家族を大切に思っている証拠です。そのお墓が、次世代にとって「守らなければならない苦労」ではなく、「元気をもらえる大切な場所」であってほしい。私たちはそう願っています。
職人による手仕事にこだわり、一つひとつのご家族に寄り添うこと。それが水谷石材の誇りです。少しでも「今のままでは不安」と感じたら、どうぞお気軽にお話をお聞かせください。
あなたの代で、お墓を「大変な場所」から「安心できる場所」へ整えておきませんか?
お墓の無料相談・現地診断を承っております 「こんな小さなこと、どこに相談すればいいの?」というお悩みでも構いません。修善寺の石の専門家が、あなたのご家族にぴったりの解決策を一緒に考えます。
2022.05.05
月刊水谷石材 2号 お墓の石はどこから?
第2号は、お墓になる前の石について紹介していきます。
お墓に使われている石は御影石なのは知ってるけど、その石はどこから来てるの?
どんな道筋をたどって、我が家のお墓になっているのだろうか?
そんな疑問に参考になればと良いなと思います。
墓石の流通事情を知り、我が家の墓石どこからきたのかな?と考えるきっかけにしてみてください。

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お墓に使われる御影石について
どこから来るかを紹介する前に、お墓の石の種類について紹介させていただきます。
墓石で、よく耳にされるのが御影石と呼ばれる石だと思います。
ですが御影石は石材名で、鉱石の種類としては花崗岩や花崗閃緑岩に分類されます。
元々は兵庫県の御影地方で採石された花崗岩に御影石と命名したことが始まりとされています。
その後は、花崗岩で細かい粒状の模様がある石を、御影石の石材名で流通させるようになりました。
今では、兵庫県の御影地方で採石された御影石は本御影として流通されています。
墓石で使われる石には、香川県の庵治石や神奈川県の小松石など国内で採掘される有名な石種がありますが
今回は御影石が花崗岩系の石で商品名という事を覚えておいてください
つまり 商品名:御影石 商標:〇〇 産地:〇〇 というイメージです。
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石はどこから来るの?
本題の お墓の石はどこから? ですが
中国から輸入してるんでしょ?と思われる方も居ると思います、実際に中国からも輸入しています。
ですが、お墓の石も中国・インド・アフリカなど世界各国から輸入され日本のお墓になっているんです。
中国でしょ?と思われる理由として、世界各国の石達が中国に輸入され加工された後に
日本でお墓として販売されている事が多いからではないかと思います。
もちろん、日本で採れた石を使ってお墓を作る事もあります。
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墓石の主な流通経路として
お墓の石は、採石場で掘り出され原石と呼ばれる状態に加工後、輸送されます
原石の輸送流通経路3パターンあり、各国の工場に運ばれた後お墓の形になっていきます。
①採石場から港へ運ばれ、日本に原石が船で運ばれ加工される
②採石場から現地工場へ原石が運ばれ、現地で製品に加工され、船にて日本へ輸出される
③採石場から港へ原石が運ばれ中国へ、中国工場にて原石を加工し、船にて日本に輸出される
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お墓の石は、日本の石屋さんが注文を受けてから加工が始まります。
お墓は、施主様の希望や石種の違いなど理由があり、事前の大量生産が向かない製品なんです。
また石は重量がある為、空輸が難しく陸路や海路が主な輸送経路となっています。
その為、お墓を建てる際はある程度の時間と期間が必要になります。
水谷石材では、工場に原石を確保する事で、自社工場でも加工も行えるようにしています。
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石が日本に来る前は?
各国の石の中からインドを例にして、お墓の石が日本に来る前を一部紹介したいと思います。
インドからは、クンナム・M10・M1H・アーバングレーなどの石が産出されます。
石の紹介は水谷石材のホームページでも紹介していますので、気になった方は覗いてみてください。
ページリンクはこちら/service/grave/
今回インドを選んだ理由は実際に訪問して、現地を見学させていただき写真が豊富なんです。

採石場の写真
採石場では、岩盤から石を切り出しお墓の元となる原石を掘りだしていきます。
この採石場を作るまでに、現地のエージェントや商社さんがインドの各地を巡り
お墓に使えそうな石はないか?傷や色むらはどうか?量はどれくらい出そうか?などを調査してくれています。

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掘り出された原石は、採石場の職人さんの手によってブロック状に加工されて、現地の工場や、日本・中国に向けて輸送されます。
写真の石に入っている溝は、石を割る為にセリ矢を入れる穴です。
現地の人達が3人がかりで、ドリルを支えながら穴をあけ、狙った大きさのブロックにしていきます。

石は自然の物なので、掘り進めると石の色や傷の出かたが変化してしまう事があります。
日本のお墓は、石ごとの色の違いや、傷、色むらが倦厭されるので、どの段階でも職人さんによる確認が必要になってきます。
採石場でも、現地のエージェントさんが定期的に採石場に足を運んで様子を確認してくれたり
商社さんが現地に赴き、実際に石の状態を確認しに行ったりを行っています。
何度か自分自身も同行させてもらいましたが、1日に何件も採石場や工場を巡って検品をしてくれていて
安心して、石を輸入できるなと思いました。

インドの工場写真
現地にも日本向けの石材加工工場があります。
インドの採石場から運ばれてきた原石を、そのままこの現地工場で加工しています。
職人さん達が、手作業で丁寧に石を切削から磨きまで行っており、日本のお墓を作ってくれています。
ここでも、石の目や色むらは厳しくチェックされて、日本人の見慣れたお墓になるように気を付けながら
石選びをしてくれています。
インドの黒御影加工はとても綺麗で、現地職人さんや商社さんも強くこだわってくれています。
ただやはりインドは遠い事もあり、インド加工の石を使う際は納期を長めにいただく事もあります。
インド工場で加工され、お墓の形になった石達は、輸出コンテナに積み込まれ貨物船で日本に輸出されます。
日本についた石達は、そこからトラックにて各石材店に運ばれ、検品された後に墓地で建込が行われ、お墓になっていくのです。
さいごに
今回は、お墓の石はどこから?をテーマに書かせていただきました。
お墓作りは一生に一度あるかどうか?ですがお寺・霊園・石材店との打ち合わせを行うのみで、
どこでどうやって出来ているのかわからないのが現状ではないか?このままでいいのかな?と考え
少しでも、お墓が出来るまでを知ってもらえたら良いなと思いながら書かせていただきました。
願望ではありますが、お墓も多様化が進む現代に、日本の日本らしいお墓を文化として捉えて。
この文化を大切に想ってくれる人が、自分のお墓は採石から輸送、切削、加工、建込をすべて知りたい
その上でお墓を建てるなんてドキュメンタリー映画みたいなお墓作りが出来たら素敵だななんて考えたりしています。
2022.04.02
月刊水谷石材 1号 お墓の掃除役立ち情報
今年度から、水谷石材からの石材コラムとして、
お墓に関する知識や、最近のお墓事情、役立つ情報の発信を行っていきます。
第1号となる今回は、水谷石材でアンケートを実施させていただいた際に
一番多かったお悩み お墓の汚れ・掃除の方法について です。
このコラムを読んでもらえれば
お墓掃除のどうしたらいいのかわからない?を解消できると思います
お墓の汚れの種類
まずはお墓につきやすい汚れの種類について
汚れの種類を知って適切に対処居てもらう事で、お掃除がしやすくなります。
お墓の汚れは主に4種類

それぞれに合った掃除方法を知っていただけたらと思います
ほこりの落とし方
お墓は外に建っている物が多いので、雨風にされられることで表面にほこりが付着します。
道路に面している、運動施設が近くにあるお墓は、砂埃が多く付着して溜まりやすくなります。
ほこりが付着していると、艶があるお墓がくすんで見えてしまい勿体無い
ずっと綺麗を維持は難しいですが、せめてお墓参りをする時は綺麗なお墓でお参りしたいものです。
お墓の埃を掃除する


※最初から水で拭いてしまうと、土埃が泥になってしまい拭き跡が残りやすくなります
ほこりは、簡単に掃除が出来るのでお墓参りの際、このお掃除だけでもやって貰えたらと思います。
お墓も、何もメンテナンスをしないと直ぐにではありませんが劣化します。
お墓を次の代に綺麗に残せるように、年に1度は拭き掃除をしてあげてください。
こけの落とし方
日陰が多い、湿度の高い場所にお墓がある場合、石の表面にコケが発生しやすくなります。
コケはお墓の目地や刻字部分、貼石の表面に発生しやすく
コケによって、目地の劣化が進みやすくなったり、文字が読みにくい、足元が滑りやすくなったりします。
コケは自然に発生しますが、一度徹底的に掃除すれば、しばらくは綺麗な状態を維持できます。
コケを掃除する


※墓石の刻字の汚れが気になるときは、泡ハイターなどを吹き付け、歯ブラシで擦ると綺麗になります。
写真の様な汚れもコケですので、同じ掃除方法で落とすことが出来ます
コケ掃除をする際は、必ずゴム手袋を着用して掃除をしてください。
洗浄液は直接触ると、手荒れの原因になります。
コケ落としに関しては、YouTubeでも紹介していますので良ければご覧ください。
水あかの落とし方
石のつなぎ目がセメント施工のお墓や、水道水を掛けた際に拭き残しがあると発生しやすくなります。
お墓の強度に影響はありませんが、見た目が気になる方も多いのではないでしょう。
※画像のような汚れが、水垢汚れになります。石塔と台座の部分に多く見られる汚れです。
水あかを掃除する


※水垢消しゴムなども、やりすぎると石の表面を傷つけます。使用する際は注意してください
水垢掃除は根気のいる作業になりますが、一度綺麗にすると数年間、綺麗な状態が続きます。
再度汚れても、すぐに対処すれば簡単に落とすことが出来ますので、気になる方は実践してみてください。
落ち葉の掃除
お墓に落ち葉が溜まってしまうお墓もあると思います。
何度とっても溜まるからと、落ち葉を回収せずにお掃除を終えてしまう事はありませんか?
気持ちはとてもわかります、ですが、落ち葉は気づいた時に掃除していただけたらと思います。
落ち葉を掃除したほうがいい理由
落ち葉を掃除したほうがいい理由として2点あります。



さいごに
お墓の掃除は、大変かもしれませんがご先祖様が一生懸命働いて建て残したものです。
自分の代で、終わらせることは簡単かもしれませんが、この先も繋げていける、形のある物です。
先祖を想う気持ち、家族を想う心を、形として次の世代に伝える物として考えてもいただけたらと思います
本当に掃除が難しい時や、大変すぎるという時は専門家である我々にご相談ください。
お掃除のお手伝いも、掃除を簡単にするお墓のリフォームも取り組んでおります。
先祖を大切にする文化を絶やさない為に、
精一杯取り組んでいきますので、今後ともよろしくお願い致します。
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